無線LANについての考察(バンドステアリング)

違いがわかりにくい・・・Wi-Fiルーター

Aterm WG1200HP3

Aterm WG1200HS3

上記の製品パッケージの写真ですが、ぱっと見まっったく同じに見えます。でも違う製品です。価格も違います。基本価格と性能は比例するので、購入は価格を参考にすれば良いのですが、具体的には何が違うのか気になったので調べました。

まず該当の製品はNECの無線LANルーターです。
どちらも中盤の価格帯で一般的な商品だと思います。

右側は「Aterm WG1200HP3」箱に安定通信機能搭載とあります。

左側は「Aterm WG1200HS3」こちらはハイパワーシステム搭載と・・・。

品名はHPかHSで一文字違い、それ以外は箱のデザインも文言もほぼ同じに見えます。

価格はおよそですが、HP3の方が25%くらい高いのでこちらが良い方なのでしょう。

メーカーサイトでスペックを調べても性能はまったく同じ↓

  • アンテナ数 2×2
  • 無線規格値 5GHz帯867Mbps 2.4GHz帯300Mbps
  • 接続機器  15台 5人想定
  • 間取り   戸建3階 マンション4LDK
  • Ipv6接続に対応 
    スマホなどに強いビームフォーミングもあり、もちろん中継機としても使用可能

スループットの実効値が有線LANの場合だけHP3がわずかに早い
(ただし無視できるレベル)

???だったら安い方が良いよね??なんで?

バンドステアリング機能の有り無し

バンドステアリングとは(NECサイト他より抜粋)
定期的に周囲の電波強度や対応帯域を判別し、2.4GHz帯と5GHz帯の混雑していない周波数帯へ自動で振り分ける機能。

なるほどそれは有利な機能!だったら価格の違いも当然か?

SSIDは両方の周波数帯で統合され自動的により良い回線を選ぶ機能。理想的ではあるが、接続機器側が「デュアルバンド対応」、つまり2.4GHz帯+5GHz帯の両方に接続可能でなければ意味がない。それにマンションや住宅過密地域などもともと2.4GHz帯がほぼ繋がらない環境では意味をなさないだろう。利用の判断はちょっとむずかしいかも。

環境個々の条件で変わってくると思いますが、例えばやや郊外の戸建てで接続機器がやや多いご家庭だと、HP3の方が価格の差以上のメリットがあるように思います。2.4GHz帯の近隣からの干渉がほぼない場合、通常はスループットの点で5GHzで繋ぐので良いけど、2階窓の遠い部屋では距離が稼げ遮蔽物の回り込みに強い2.4GHz帯も捨てがたい・・。というような環境のおうちもよく有ります。自動切り替えでしたらメリットが大きいでしょう!逆に集合住宅ではこの機能が仇になると思うので自分だったら敬遠し安価な方HSの方で良いと思います。

※ちなみに工場出荷状態では無効、利用するには設定画面から機能を有効化する必要があるので要注意。

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