
Mac 仮想マシンの環境を見直す!
Mac上のウィンドウズ8をアップグレードする為に仮想化ソフトを入替える。

現在日常業務で使うメインマシンはMacなのですが、
パソコンサポートの仕事はウィンドウズのお客様がほとんど、当然Windowsマシンも手放せない。仮想化ソフトを使い、Mac上でWindows8を動かしていた訳ですが・・・。
実は今回Windows8.1にバージョンアップする関係で使用環境を見直す必要が出てきました。具体的には仮想化で試用しているVMware FUSION5というソフトウェアが新バージョンのウィンドウズに対応していないようで対処しなければなりませんでした。
同じような環境の方やこれからMacでWindowsを使い始めたいと思っている方の参考になればと思い基本的な事も含めて記事とさせていただきました。
そもそもMacの仮想化ソフトとは?

「仮想化とは」とネットで調べると〜ソフトウエアを利用して、疑似的に一定のハードウエアが存在するような状況を作り出す事。〜などと説明があります。
IT技術において仮想化というとOS、サーバー、ハードディスクなどストレージ、様々な利用法があり説明しきれませんのでここで省きますが、今回の仮想化ソフトは噛み砕いて表現すると、
1台のパソコンで複数のOS(基本ソフト)を利用する為の仕組み、すなわちMacintosh上でWindowsを動作させる為のプログラムとなります。
マックでウィンドウズを使う為の方法
マックユーザーがウィンドウズを使用する場合だいたい以下の名前があがります。
- 「Bootcamp」
- 「Parallels Desktop for Mac」
- 「VMware FUSION」
Bootcampはマックに標準搭載されているアップル社製のソフトウェア。
後の2つは有料の2大メジャー仮想化ソフトウェアです。

Bootcampは今のマックに標準搭載されているソフトで当然無料です。
2006年以降ウィンドウズとマックのCPUは同じものになりました。
簡単に言うと中身は一緒なので理論的にはどちらの基本ソフトでも動くという事なのです。
標準搭載で手軽なのですがデメリットもあります。
厳密に言うとBootcampは仮想化ソフトではありません。マック上で動かすのではなく、「Windows専用機に切り替える」ツールなのでいちいち再起動して切り替える必要があります。
※独立運用なのでメモリが不足しているマシンでも比較的軽快に動くというメリットもあります。
- それぞれ独立した起動(動作)PC再起動で切り替える。
その「再起動」というのがネックでブートキャンプを使わないという声を
比較的良く聞きます。そうなると仮想化ソフトの出番となります。
- 再起動をせず同時起動 Mac Windows 間でデータのやり取りも可能です。
- デメリットは同時に複数のOSを動かすのでパソコンの性能が求められる事。
※ウィンドウズの「ドキュメントフォルダ」に入れたデータが、Macの「書類フォルダ」に
保存されるなど一元的なファイル管理が出来る「共有」機能などは仮想化ソフトならではの便利機能です。

次ページでは現状のMac仮想化環境を見直しを実際にやってみます。

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