

パソコンの熱対策〜Mac mini編
マックミニが熱くなり過ぎなので放熱対策!
"安価で簡単"自作冷却装置を作ってみた!!

毎年夏になるとパソコンの熱問題に悩まされる方も多いかと思います。私も特に最近メイン使用が多いMac miniが、真夏はとても熱を持ち困っております。通常日中はほとんど外回り、デスクワークは夜間遅くからなので、クーラー全開での作業なのですが、今年の夏はウェブサイトの制作依頼を多くいただき日中のデスクワークが増えました。
Web制作にはほとんどこのMac miniを使用しています。日中冷房無しで2時間も作業すると、やはりパフォーマンスがかなり落ちます。本体は「大丈夫?」という程暑くなっています。それだけアルミ筐体が放熱しているということなのでしょうが、あきらかに処理速度が落ち支障が出ます。
小型の扇風機を置こうか?
と思ったのですが、モニタとminiの間に隙間があまりありません。
ネット通販などでMac mini専用の冷却ファンがあるのですが、すごく高いので今回自作することにしました。
今回用意した材料

○ファン用USB電源変換ケーブル
○120ミリケースファン
○クロームの小型アングル2個(金折36×36㎜)
○マックを縦置きにする台
ファンは自作PCなどで使うものです。足になる部材はホームセンター等で売っている金属製のアングルを選びました。マックを縦置きにする台座は家に転がってたものです。
(※写真右上 これは自作ハードディスクケースの付属品)

ケースファンの電源をUSBに変換する部材です。
注意点は、3ピンコネクタ対応なのでファンが3ピンに対応している
か確認が必要です。
製作開始!!
ケースファンが自立するように金物を足にします。
ケースがやや硬質なのでミニドリルで下穴をあけドライバーでネジ止めしました。
金物(アングル)はそのままの角度だと立たないので少しペンチで曲げ傾くようにします。金物は小さすぎるとファンが自立しないので注意が必要です。※(最初24ミリの金具を使用したがNG。36ミリに取り替えました。)
※金物のネジ穴の位置によっては穴あけをせず、ファンのネジ穴をそのまま使用するのも良いでしょう。(ボルト、ナットなどで固定)
マックの裏蓋を外し、冷却器を設置しました。
納まりもOKです。USBケーブルをmini本体に指し起動、ファンが回り始めます。
今回の作業 まとめ
・部品費用・・・・3000円前後 ・制作時間・・・・30分程
このページ作りの間ファンをまわし続けていますが、いつもより躯体の温度が低く感じられ温度上昇も抑制できていると思います。猛暑日での実験でないのですが、ある一定の効果はあるようです。正確な温度変化の比較計測は、時間の関係で今回見合わせました。後日しっかり計測したいと思います。専用品に比べて見た目はやや難がありますが、省スペース&低価格ということで良いのではないでしょうか。
検証結果 効果確認
室温がだいぶ高い状況で効果の確認を行いました。
室温34.8℃ 約2時間作業のMacで比較(ウェブブラウズなど比較的CPU不可のない作業)
冷却装置なし CPU温度 64℃→冷却ファンONから10分で50℃ −14℃
数分で10℃以上内部温度が下がりました。室温約35℃の状況で、Mac使用開始から1時間ほどで挙動がやや不安定になってきました。そして約2時間経った段階で冷却ファンをON。するとすぐに効果が見られ、微妙な重たさも改善するほどの温度変化です。温度は作業によって若干上下しますが、大幅な上昇は確実に抑えられています。
筐体も10℃以上下がって、触った感覚が明らかに違います。筐体のミニストーブ化?も防止でき室温上昇も抑制できるレベルでしょう!
改善点、失敗した点など
ケースファンはあえて静音タイプを選んだのですが、もう少し風量は欲しい所でした。スタンダードなタイプの方が良いかもしれません。Macの裏蓋を開けておかないと効果的でない所が残念な所。 大型のケースフィルターやCPUフィルターを利用して加工すれば、もう少し格好も良くできるかもしれません。
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